市場の期待と当局の不安がぶつかる米国経済
「期待7割、不安3割の米株式市場」
新型コロナウイルスの感染者数が200万人を超え、世界最大の感染国となっている米国で、株式市場はナスダックがコロナ前の高値を更新するなど、予想外の回復を見せました。5月の雇用統計がまさかの251万人増と過去最大の増加となった上に、5月の小売りも前月の大幅減を取り戻す急回復。さらに景気先行指数も2.8%増と、4か月ぶりに増加を見せたことから、一部にV字回復期待が見られます。
その一方で、アリゾナやオクラホマなどでまた感染が拡大し、FRBのパウエル議長をはじめ、多くの幹部が景気に慎重な見方をするために、時に株式市場も冷やされる場面が見られます。総じてみれば、今日の米国株式市場では、期待7割、不安3割といった形で堅調に戻してきました。その実態を探ってみましょう。
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