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自民党本部「1億5000万円」に2つの疑問【No.405】

石川ともひろの永田町早読み!
★本メルマガはコラムと1週間分の日記で構成されています。コラムと日記の一部をご紹介します。 【今週のコラム】 ◆自民党本部「1億5000万円」に2つの疑問 「安倍官邸VS.検察庁」の勝負は検察側の勝利に終わった。 稲田伸夫検事総長は辞任を拒否し、賭けマージャンが表面化した黒川弘務・元東京高検検事長を辞めさせ、林真琴・名古屋高検検事長に禅譲させるシフトを敷くことができた。そして、現職国会議員2人を同時逮捕するという戦後初の事件を指揮した。 しかも、うち1人は法務大臣経験者である。 異例づくしの事件となった。 報道では、河井克行・案里夫妻が誰にいくら配ったかの全貌が明らかになっている。 今後の焦点は、配ったお金の原資が自民党本部からのお金だったかどうかである。 河井克行前法相は極度のけちだったそうなので、自らの身銭を切って配ったとは考えにくい。 自民党本部からのお金を使ったのは間違いないだろう。 報道では、夫妻が支部長を務める2つの自民党支部に対し、自民党本部は1億5000万円を提供し、うち1億2000万円は政党交付金から捻出されていたという。 政党交付金は税金が原資なので使途を明らかにしなければならない。 であれば、そんなお金を配って買収を図ることは無理ではないか、という疑問が湧くのだがそこに問題がある。 実は、夫妻が代表を務める2つの自民党支部は収支報告書を提出したものの、お金の使い道や金額を明記していなかったと報じられたのだ。 要は自民党本部からのお金の使途をまだ報告していないことになる。 しかしどう取り繕っても、通帳から抜いたお金以外で、逮捕容疑となっている買収資金、約2570万円もの現金を私財から出すのは大変である。 そしてもう一つの疑問は、1億5千万円もの大金を選挙で使い切ったのかという問題だ。 もしかすると…… 【今週の日記】 6月19日 金曜日 河井夫妻が逮捕された。 朝から衆議院赤坂宿舎前には報道陣が詰めかけていた。 テレビでは、覚せい剤取締法違反で服役していたという元受刑者が「東京拘置所ではお尻の穴まで調べられるのでプライドをズタズタにされる」というコメントが流れていた。 私の経験からすると、覚せい剤などで逮捕された場合にはクスリを隠し持っている疑いがあるのでお尻の穴まで調べられるが、政治関係での逮捕ならそんなことはされない。 私もお尻を向けて少し広げて終わりだった。 まあ面白おかしく報道するには少し大げさでないとダメなのだろう。 知人から「差し入れは何がいいですか?」と聞かれたので、「お尻を拭くちり紙」と教えてあげた。 最初に入ったときに設置されている紙は、ザラザラで痛いのだ。 案里氏に柔らかいちり紙が届いたら私のお陰です。 ☆今日から全国の往来自粛制限が解除される。 香織代議士も含め衆議院議員はようやく地元活動が再開できるようになった。 秋にも解散と言われる中、夏休みの使い方が当落を左右するだろう。 6月20日 土曜日……

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