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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
号外:2020.6.30配信
●東京一極集中を止めるためにも東京オリンピックは中止したほうがいい
2020年も今日で前半が終わったことになる。何事もなく予定通りであれば、
7月24日開会式、8月9日閉会式となる東京オリンピック本番まで一月を切った
時期であり、首都東京はそれなりの活気を帯びていたはずである。
私としては、昭和の夢よもう一度……とばかりに”東京オリンピック”とい
う語感に酔うことに疑問があった。1964年10月10日の私は12歳。3月の早生ま
れということで中学1年生になっていた。川崎市立橘中学校のすぐ近くに関東
で初めての高速自動車専用道路『第三京浜』が開通し、記念パレードのブラス
バンドを耳にした記憶が微かにある。ほんの数年前までの目前の市道は未舗装
で、近くの橘小学校にバス通学で通う生徒を乗せたバスが埃を上げながら砂利
道を走っている光景を思い出す。
およそ60年前の日本はまだ戦後復興の途上にあり、誰もが貧しさを意識する
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