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<1076号:長期化する新型コロナと、対策としてMMTの間違い>
2020年7月01日:
2020年から24年の財政と金融の問題の、可能性シリーズ
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著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治
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はやくも7月、時折、狂暴化している梅雨から、やりきれない暑さの盛夏に向かっています。自然は時間の進行を止めない。1月末から始まったコロナショックすでに半年。最初は、第一波で収まると見ていましたが、厄介なウイルスであることが、2月には当方にも分かりました。
専門家会議での「無症状のひとからも感染する」という見解を、政府側は、「国民にパニックを起こす」として発表を抑えていたことが明らかになっています。これと類似する「1年以上の長期戦になる」という判断も、削除されたのです。「反政府」の面も、ちらちら出てきた専門家会議を、政府は、尾身茂副座長には告げず解散しました(普通はありえないことです)。
メディアは、6月の、経済とコロナを含む全体現象に対して「(先行きの)不透明感が増している」という見解で一致しています。不透明とは、先行きが分からないということでしょう。では、ここで問いたい。
「不透明ではなく、人の見通しが確かな時期はあったのか」ということです。
2年前でしたか、日経平均について、システムトレードのプログラムを作るため、過去25年(東証の営業日で5000日)の平均指数を調べました。前日比で上がった日と下がった日の分布です。結果は、予想外でした。下がった日2500日:上がった日2500日だったのです。
ラスベガスの奇数・偶数のルーレット、あるいは丁半の賭博と同じです。ウォール街では、「ランダムウォーク(酔っぱらいのふらふら歩き)」としていました。つまり、いつも「先行きは不透明」だったのです。
ただし、価格の上下の割合には、明確に違いがある時期がありました。株価の標準偏差をとってみると、変係係数(=標準偏差÷移動平均)が大きな時期と、小さい時期がある。
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