<転移性前立腺がんの治療選択の幅が拡がる!? その5 ドセタキセルの化学療法>
進行前立腺がんとくに転移性前立腺がんが、見つかった場合の治療の中心は、内分泌療法でした。
転移性前立腺がんに対する治療の選択肢は、以前は限られていました。
しかし、近年、様変わりしています。
去勢抵抗性前立腺がんになって使う治療法が、前倒しで、去勢感受性前立腺がん(去勢抵抗性前立腺がんになる前)でも使えるようになりました。
前回『プレドニン(ステロイド剤)』についてお話ししました。
副作用に注意が必要という話でした。
しかし、前立腺がんが進行している状況では、すでに様々な治療を受けているはずですから、
治療の選択は限られています。
3.内分泌療法(去勢術)にドセタキセルの化学療法を併用する
4.内分泌療法(去勢術)にザイティガ+プレドニンを併用する。
7.内分泌療法(去勢術)に、ドセタキセルの化学療法後に、ジェブタナの化学療法+プレドニンを併用する
では、ある意味副作用対策で、プレドニンを内服しなければなりません。
副作用対策に用いるプレドニンの副作用を心配するのは、変な話ですが、
病状が悪化している状況では、仕方がありません。
今日は、『ドセタキセルの化学療法』とくに『ドセタキセルの化学療法の副作用対策』についてお話しします。
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