「小池百合子圧勝の裏事情」
7月5日(日)投開票の東京都知事選は、午後8時になった瞬間に現職の小池百合子に当確が出るという、大方の予想通りの残念な結果に終わりました。投票率は55.00%で2016年の前回より4.73ポイント下落、これも大方の予想通リでした。
投票率が上がると、現職側、与党側に不利に働くため、小池百合子は新型コロナを理由に街頭演説や公開討論は一切行なわず、できるだけ都知事選を盛り上げないように徹しました。その上で、連日のように新型コロナの会見をして、テレビで自分の顔を売り続けるという姑息な作戦が、そのまま結果に繋がりました。
今回の都知事選には過去最多の22人が立候補しましたが、得票数が総投票数の10%に届かずに供託金300万円を没収されてしまったのは5位以下の18人でした。めでたく供託金が返還された上位4人の得票数は、以下です。
小池百合子 366万1371票
宇都宮健児 84万4151票
山本太郎 65万7277票
小野泰輔 61万2530票
この得票数だけを見ると、小池百合子の圧勝です。何しろ2位と3位と4位の得票を足しても150万票以上も負けているのですから。さらに言えば、小池百合子以外の21人の候補者の得票をすべて足しても、小池百合子1人にまったく歯が立たなかったのです。
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