回復の力をそぐ2メートルの壁
「急回復の米国に早くも陰り」
コロナショックで大きく落ち込んだ米国経済ですが、5月、6月と、雇用統計、ISM景気指標などが、米国景気の急回復を示唆しました。株価もこれを好感してナスダックは最高値を更新しました。しかし、アトランタ連銀のボスティック総裁は7日付けの英フィナンシャル・タイムズ紙のインタビューで、コロナ感染者の急増で、米国経済の回復が早くも失速する恐れがある、との見方を示しました。
実際、米国での新型コロナウイルスの感染者は300万人を突破、死者は13万人を超え、第二次大戦時の戦死者を超えました。フロリダやテキサスなど多くの州で感染者が急増し、過去最多を更新しています。そして人口で半数以上を占める州で、経済再開の一部撤回や停止を余儀なくされつつあります。紳士服の老舗ブルックス・ブラザースが経営破綻し、ユナイテッド航空も10月には約4割の人員削減を打ち出しました。
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