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【痛くない死に方 2020年第25号】東京都感染拡大。こうなったら、歌舞伎町を「コロナ特区」に!

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2020/07/10
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2020年 第 25号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 皆さん、こんばんは。長尾和宏です。毎日毎日、雨、雨、雨。 今回の豪雨の被害に遭われている皆様のことが心配でなりません。特に、未曽有の 豪雨を経験したという熊本県南部。この水俣市の医師会には、3年連続お世話にな り、講演会に呼ばれています。今年の2月にはお隣の芦北町でも講演会をして、そ う、あの日も雨だったのだが、平日の真冬の夜にもかかわらず大勢の町民の方々が 足を運んでくださった。あそこに来てくれた方々が、今、途方に暮れていると思う と本当に胸が痛いです。 しかし。今年は大変な夏になるだろう。ここ数年、「今までに経験したことがない」 という表現をニュースで聞きます。豪雨、台風、猛暑。停電。私のクリニックも、 一昨年9月の大風で壊れた箇所を修理したばかりです。 日本はもはや亜熱帯。何が起きるかわからない。しかしまさか、そこにコロナ禍が加 わるなんて、一体、誰が想像したことでしょうか。運命はいつだって、予測不可能。 時間という渦のなかで、文字通り、「命が運ばれていく」のが運命なのである。 思い通りの人生なんて、生きられるわけがありません。 長い人生、そりゃ、「点」で見たときは一見、うまく事が運んだ気になるかもしれな いけれど、それは幻想ってものだ。どんなにじっとしていたって、人の運命は容赦 なく、刻一刻と変わっていく。そこで抗ったり、闘ったり、刹那の幸福感を誰かと 分かち合うことこそが、人生なのだ……そんなふうに今思えるのは、このメルマガ でもお知らせしたとおり、先週金曜日に、例の「譲カード」を作られた石蔵文信先生 とお会いしたことも関係しています。 〇石蔵文信先生の「譲カード」とは? ~「若い人に高度医療を譲ります」 医師はなぜ「譲カード」を作ったのか~

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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