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70回 現状がまずいのに現状維持バイアスのメカニズム

和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
すごい大雨である。 かなりの死者もでたが、やはり逃げるマニュアルが乏しかったように思えてならない。 原発のときも問題になったが、事故は起こらないというのを原則にしているので、起こってしまった時の対策が乏しい。 いじめ自殺などでも、いじめがないということを原則にして、子どもにいじめられた時にどうするのかということをきちんと教えていない。 少なくとも、それを教えたほうが、自殺は減る。逆にいじめ自殺を大々的に報道して、コメンテーターがしたり顔で、加害者や学校を非難するほうが自殺は増える。 これはデータ上明らかになっていることだ。 人の命が大切というなら、もう少しデータをみて実効性を考えてほしい。 今回も、コロナが怖くて、避難所に行けないというひとがかなり出たらしいが、少なくとも、おそらく九州のあの地域でPCRをしていれば、まず陽性はでない。また、今の医療体制なら、かかったとしても死ぬ確率は低い。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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