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2020年7月08日:
2020年から24年の財政・金融の問題の可能性シリーズ
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著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治
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太平洋には湿気を含む大きな高気圧があり、日本海には気温の低い低気圧が居座っています。平準化のエネルギーから、高気圧から低気圧に向かい気流は流れる。太平洋の海水は、夏の太陽に温められて蒸発し、空気はたっぷりと湿度を吸っている。低い気圧に向かって流れると、山にあたって上昇気流になり、上空では気圧と気温が下がって、温度と気圧の臨界点を超え、含まれていた大量の水が豪雨になる。
先月末から2週間以上続く豪雨で、特に九州と中国地方での被害が甚大になっています。一級河川の河岸が崩れ、溢れた水が覆った地帯は3.11(2011年:東日本大震災)のときの沿岸部の「津波」に似た風景になっています。泥水は建物の一階部を覆うくらい深く、住宅、農地、道路、橋を破壊しています。浸水というより「山津波」。
日本の社会資本のストックは、781兆円と計算されています(内閣府)。
政府の、公共投資の結果の累積残です。大きな順に挙げると(1)道路(287兆円)、(2)河の治水(87兆円)、(3)下水道(85兆円)、(4)農林漁業設備(73兆円)、(5)水道(48兆円)、(6)学校等(46兆円)、(7)公的賃貸住宅(40兆円)、(8)港湾(21兆円)、(9)官庁(21兆円)(10)廃棄物処処理(11兆円)(11)都市公園(11兆円)、(12)治山(10兆円)・・・です。
こうした公共事業は、「日本の近代化」を推進していた1960年代から80年代に多かった。政府のバランスシートでは、使った簿価が政府の「資産」になっています。転売できる資産価値はない。しかし、家計帳簿上は、国債(負債)の1100兆円に対応した資産です。
(社会資本のストック)
https://www5.cao.go.jp/keizai2/ioj/docs/pdf/ioj2017.pdf
(国の財務書類:2017年)
https://www.mof.go.jp/budget/report/public_finance_fact_sheet/fy2017/national/fy2017gaiyou.pdf
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