●「生命保険は掛け捨がいい」という誤解
昨今、生命保険について大きな誤解がされています。
それは「生命保険は掛け捨てがいい」という誤解です。
なぜ生命保険は掛け捨てがいいという噂が広まっているかというと、その理論
は次のようなものです。
「生命保険には貯蓄性のある保険と、貯蓄性のない掛け捨て保険がある」
「貯蓄性がある生命保険は、利率が非常に低いので、まったく意味をなさない、
それよりは、掛け捨ての生命保険に入って、保険料を安く抑える方がいい」
というわけです。
しかし、これはすべての人に当てはまることではありません。
というより、大半の人にとって、これは当てはまりません。
というのも、この理論には、「税金」という観点がまったく抜け落ちているか
らです。
現在の税制には、「生命保険料控除」というものがあります。
生命保険料控除というのは、生命保険に加入している場合、一定の所得金額を
控除できるというものです。
この生命保険料控除で安くなる税金分を考慮すれば、「掛け捨ての生命保険は
決して有利ではない」のです。
生命保険に加入することによって得られる節税額を考えれば、貯蓄型の生命
保険も決して悪いとはいえないのです。
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