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第598回 新型コロナウイルスの変異はどのくらい危険なのか?エド・デイムス少佐の最新情報
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▼今回の記事
今回はメインテーマとして、カザフスタンにおける新型肺炎の蔓延を取り上げる。もしかしたら新型コロナウイルスの毒性の強い変異であるかもしれない。
最後に、米陸軍出身で遠隔透視の専門家、エド・デイムス少佐の最近の発言を紹介する。新型コロナウイルスについても述べている。
▼新型コロナウイルスの変異はどの程度危険なのか?
それでは早速今回のメインテーマを書く。中央アジアのカザフスタンで新たに毒性の強い肺炎の蔓延が確認された。果たしてこれは新型コロナウイルス、「Covid-19」の危険な変異の兆候なのだろうか?
日本でも、東京都を中心に新型コロナウイルスの蔓延が止まらない。いつ拡大が収束に向かうのか、まったく予想ができない状況だ。以下は東京都のモニタリングサイトに掲載された7月13日の最新データと、「東洋経済オンライン」が掲載した東京都の実行再生産数である。
・13日のPCR検査人数:2685人
・検査の陽性率;6.2%
・東京都の実効再生産数:1.46人
5月22日に東京都の陽性率は0.8%まで下がったものの、再び上昇している。感染者数の増加の理由はPCR検査人数の増加しているからで、感染はたいして拡大していないとの見解が政府や東京都から出ているが、実態はそうではない。そうであれば検査の陽性率は変化しないか、逆に低下するはずだが、そのようにはなっていない。はっきりとした増加が見られる。これは、感染の再拡大が始まったことを示唆している。
また、一人の人間がどれだけの人数に感染させるかを表す実行再生産数も感染が拡大していることをはっきりと示している。5月11日には0.5人まで下落したが、7月4日には1.89人にまで増加した。7月13日時点では1.46人になっているが、これからまた増加する可能性も十分にある。ちなみに、東京都で陽性率と実行再生産数がもっとも高く、感染が拡大のピークだった日は以下のようになっている。
・陽性率:3月29日、3.62%
・実効再生産数:4月7日、2.37人
このように、3月後半から4月の初旬が東京都における感染拡大のピークであった。
●東京都の数値は米オレゴン州に匹敵
これから東京都は、このピークの時点まで感染者は増えるのであろうか?気になるところである。どのくらい増える可能性があるのか予想するために、東京都と類似した陽性率と実行再生産数の地域を探して見た。すると、アメリカのオレゴン州であった。いま全米40州で拡大が続いており、オレゴン州もそのひとつだ。カリフォルニア州やテキサス州ほどではないものの、拡大は一定ペースで続いている。以下が比較である。
東京都
・検査の陽性率;6.2%
・東京都の実効再生産数:1.46人
オレゴン州
・検査の陽性率;6.2%
・オレゴン州の実効再生産数:1.68人
これを見るとよく似てていることが分かる、ちなみにオレゴン州の1.68人という実行再生産数は、東京都の7月8日の1.7人と同じ水準だ。
●オレゴン州の一日の感染者数は357人
そして、このようなオレゴン州の一日の感染者数は7月14日の最新データで357人なのだ。
もちろん、東京都とオレゴン州を単純に比較することはできない。東京都の人口は1400万人だが、オレゴン州は419万人に過ぎない。人口の過密度もまったく異なっているはずだ。
しかし、PCR検査における感染者数の割合である陽性率と、一人の人間が感染を拡大させる人数を表す実行再生産数がこれほど似ているということは、オレゴン州と東京都では感染拡大が同じようなペースで進んでいる可能性を示しているように思われる。すなわち、両者では同じペースで拡大しているということであろう。ということでは、東京都で毎日の感染者数が300人を突破するのは、もしかしたら時間の問題なのかもしれないのだ。
毎日の感染者数の増減は変化する。減少したように見えるときもあるかもしれない。しかし、増減を繰り返しながら、結局300人の水準まで増大する可能性もあるのだ。
特に、7月22日から「GoToキャンペーン」が始まる。東京から全国の観光地に多くの人が訪れることだろう。もしそのような時期に一日の感染者数が300人を越えていたのならば、感染は全国に拡大するに違いない。本当に要注意だ。
●カザフスタンの新型肺炎
首都圏を中心に日本では感染の第2波がすでに始まっているという懸念が強い。そのように警告する専門家も徐々に増えている現状だ。
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