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71回 人間性、関係性重視の怖さ

和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
GO TOキャンペーンなるものが、東京から行く人、東京に来る人が除外されるという。 どれだけの感染者がいるのかという比率を考えるとひどい差別のような気がするが、コロナが怖いものと思われているから仕方がない。 しかし、もっと感染者の比率が高く、致死率も日本のものより高いと思われるアメリカからのコロナ流入には、政府は目をつぶっているようだ。 日米地位協定なるものがあるから、米軍の人間のPCR検査を義務付けることもできなければ、軍人が基地の外に出て遊ぶことを禁じることもできないそうだ。 戦後レジームを変えるために憲法を変えるとか言っている総理大臣は、日本人には、とくに沖縄の人にはやたらに強いが、アメリカには常にヘイコラだ。 今回のコロナ騒動でも、あるいはその後の不況処理でも、ちゃんと博士号をもっているメルケルの活躍が目立つが、小学校も中学校も高校も大学も受験していないオッサンは学者のいいなりだ。 そして、ドイツは今から30年近く前の93年に地位協定の大幅な改定をなしとげた。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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