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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 029
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、ライブECについてご紹介します。
今、中国の小売業は大きく変わろうとしています。その特徴的な事例がライブECです。
ライブECとは、スマートフォンに配信されるライブ配信で、内容は日本のテレビショッピングによく似ています。しかし、スマホであるので、その場で質問をして、ライブ主がそれに答えることができ、紹介される商品を買いたい時は、そのままタップをすれば、注文と決済ができるようになっています。
このようなライブECとしては、アリババの淘宝(タオバオ)のタオバオライブが有名で、数々の網紅と呼ばれる強い販売力を持つスターを生み出してきました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、このライブECに大きな変化が生まれます。
ひとつは、営業自粛をしている店主たちが、自分の商品をライブECで売り始めたことです。もうひとつは、Tik Tokや快手というショートムービープラットフォームがライブECに対応をしたことです。
感染拡大期は、消費者も買い物に行けない、商店は営業自粛をしなければならないということで、ライブECが盛り上がりました。
もうひとつ大きな点が、新型コロナ終息後も、ライブECが定着をしたということです。感染拡大で、窮余の策としてライブECに挑戦した小売業が、ライブECの数々の優れた点に気づいて、終息後もライブECを続けています。
もはや、ライブECは、店舗、ECに続く第3の販売チャンネルになろうとしています。
今回は、このライブECについてご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 029
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