- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
第24回 『ストーカー問題に潜む「心の問題」の「心理構造」の理解と対処法』
みなさん、こんちには。
Arcadia Roseの「 K 」です。
この度は『セルフカウンセリング&心理セラピスト講座・上級編』を購読していただきまして、
どうもありがとうございます。
前回の講座ではDVを「心の問題」として扱い、カウンセリングで「解決」に導く方法を解説しました。
今回は、ストーカー問題を「心の問題」として解説していきます。
ストーカー問題は「犯罪」でもありますが、その根底には「人間関係のもつれ」があります。
つまりは、人間関係問題として対処する方法があるわけです。今回はそこを、詳しく解説していきます。
がんばってください。
それでは、はじめましょう。
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<はじめに ~重要な注意点~>
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DVと同様に、「ストーカー問題」も「犯罪」としての側面があります。
実際に、ストーカー問題から痛ましい事件が多く発生しております。
そのような事態を未然に防ぐ為に、ストーカー問題も、
緊急性の「ある」「ない」をしっかり区別してください。
A:「緊急性が『ある』ケース」 「警察」への相談
B:「緊急性が『ない』ケース」 「自力解決」可能 (難関)
緊急性の「ある」場合は、
「被害者の身の安全を考え」警察への相談を最優先させてください。
緊急性の「ない」場合は、「自力解決」も可能ではあります。
まずは、DV同様に、ストーカー問題も緊急性の「ある」「ない」を
慎重に区別することが重要だと、しっかりと認識しておいてください。
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<ストーカー問題がDV問題と大きく異なる点>
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ストーカー問題には2種類あります。
A:面識の「ある」相手がストーカー 知人、元恋人 元夫婦
B:面識の「ない」相手がストーカー 見知らぬ相手
Bの「見知らぬ相手」の場合は、一方的に好意を寄せられる場合です。
このケースでは、付き合う気がなければ関わらないことが双方の為です。
わざわざ関わってしまうと、相手に期待を持たせてしまい、面倒なコトになります。
明らかに「迷惑なストーカー行為」に発展するのであれば、警察の案件となります。
問題はAのケースです。
こちらは、元恋人、元夫婦、など、元々は、ある程度の関係があった相手が、
ストーカーとなるケースです。
相手と関係が壊れてこじれて、ストーカー問題となったわけです。
このケースは、「DV問題」よりも解決の難易度も少し高いです。
そして、このケースは「DV問題」とは、大きく異なる点があります。
・人間関係のもつれ → ケンカ(DV) → 別離 → ストーカー
このようにDV問題が「別れる前」に起こるのに対して、
ストーカー問題は「すでに別れた後」に起こります。
別れるという 『結論』が出た後に起こる 問題です。
つまり
「すでに『修復できない』状態になってしまってから起こる問題」
その為、「解決策」も、全く違います。
一方は「別れたい」一方は「別れたくない」ということは、
それぞの「解決」の「ゴール地点」が真逆です。
・被害者A「別れたい」 → 解決:「関係の解消」
・加害者B「別れたくない」 → 解決:「関係の回復」
両者にとっての「解決」が、完全に『真逆』です。
当然、これは両者の納得のいく「解決」は不可能です。
ここをどう考えるかと言うと・・・
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