遅かれ早かれ、来年2021年あたりには、「デフレ懸念による
債券の時代」が終わり、「インフレ懸念による配当株の時代」が
訪れることでしょう。
振り返ると、
「債券から株式へのシフト」は、第2次大戦後の「黄金の1950年
代」にも起きました。
(このメルマガの創刊当社にかなり詳しく解説しました!!♪)
1950年代は、インフレ率が5~6%と穏やかに上昇するのに、
金利は意図的に低く押さえられていました。
国家財政をはじめ、借金してリスクをとった企業や個人こそが報
われる時代だったのです。
すなわち、「極めて強い経済」が続いたのでした。
1950年代から1960年代にかけて、各国財務省は、世界大
戦で膨れ上がった国家の債務を、穏やかなインフレを巻き起こす
ことで、10数年から20数年かけて少しずつ少しずつ人知れず
帳消しにしていったのです。
そして、当時の戦後の株式市場の株価は着実に伸びていったので
す。
これと同じような「極めて強い経済」が、来年あたりから先進各国
で起き始めることでしょう。
ポピュリズム政権によるヘリコプターマネーのおかげで、こうい
った「かつての黄金の1950年代」のような時代が、今後アメリ
カおよび世界経済では再来しそうなのです。
代わって、40年間続いてきた「債券の強気相場」は、遅かれ早か
れ終わりを迎えることでしょう。
「債券」から「株式の配当」へと、パラダイムシフトが起き始めて
いるのです。今後、遅かれ早かれ債券価格は下落を開始します。
今個人投資家に向けて組成され販売されている「バランス型ファ
ンド」は、今となっては「40年間続いた債券の強気相場」の「燃
えカス」のようなもの。
急ぐ必要な無いかもしれませんが、こういった「バランス型ファ
ンド」は、向こう半年以内には解約した方がよいでしょう。
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