vol.030：コロナ終息後、中国経済に起きている５つの変化

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知らなかった！中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 030 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさん、こんにちは！ITジャーナリストの牧野武文です。 今回は、コロナ終息後、中国経済に起きている５つの変化についてご紹介します。 マッキンゼー＆カンパニー中国が面白いレポートを公開しました。「快進中国」と題されたこのレポートは、コロナ禍により生じた５つの経済の変化をまとめたものです。 このレポートが面白いのはその視点です。 コロナ禍により、いろいろと経済トレンドに変化が起きているというレポートであればすでにたくさん公開されています。「店舗小売は厳しい」「非接触のECビジネスが増大」「医薬健康系ビジネスが好調」。その程度であれば、誰でも思いつきます。 しかし、このレポートは、コロナ以前から中国市場で進行していて、それがコロナ禍で決定的になり、加速された変化をまとめているのです。コロナ禍に関係なく、中国経済は大きな変化を起こしている最中であり、コロナ禍は、その変化を元に戻さなくする不可逆のクサビになったという視点なのです。 この見方はとても面白いと思いました。コロナ禍でゲームのルールがいったんリセットされ、新しいルールの構築が始まると言われてしまうと、いったい何をどうしたらいいのか不安になってしまいます。しかし、今まで起きていた変化が、もう元には戻れない決定的なものになったのだと言われれば、どう行動すればいいか、考えるとっかかりができます。 そこで今回は、このレポートの骨子を紹介し、それに事例を付け加えながら、イメージをつかみやすくしてご紹介をしたいと思います。 今回は、コロナ禍で加速された５つの経済の変化についてご紹介します。 知らなかった！中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 030 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━