- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
第25回 『相手への執着心の本当の理由と「苦しい執着心を手放す方法」の手順と解説』
みなさん、こんちには。
Arcadia Roseの「 K 」です。
この度は『セルフカウンセリング&心理セラピスト講座・上級編』を購読していただきまして、どうもありがとうございます。
今回は、「自分の感情をコントロールできずに、ストーカー行為をしてしまう人を救う方法」をお伝えします。
この方法を使えば、「執着心」から解放され、苦しみも激減します。
内容は少し複雑ですが「構造」をしっかりと理解してこの方法を使えば、とてもカンタンに問題を解決出来るようになります。
もちろん、この「方法」は、ストーカー問題だけでなく、苦しい恋愛の「執着心」を手放す時にも有効です。
がんばってください。
それでは、はじめましょう。
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<前回の復習 ストーカー心理を読み解く>
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前回の講座では、ストーカーが相手を追い掛ける理由は、次の3つとお伝えしました。
A:相手のことが好きだから
B:相手のことが嫌いだから
C:その他の理由
Aは「本当に相手が好きというだけ」であれば、
相手に迷惑を掛けるようなストーカー行為をしません。
当然、嫌われたくないからです。
もちろん、やりすぎには気をつけないといけませんが、
たとえば、「好きな人を、時々、見てしまう」程度であれば、
当然、問題もなく、ストーカーというレベルではありません。
しかし、相手が迷惑だと言うのに追い掛けてしまう場合、
これは、通常の状態ではありません。異常な事態です。
この場合は通常の「好きだから」と完全に分けて考える必要があります。
ここが、とても【重要】ですが、
相手に迷惑を掛けるレベルで追いかけるのであれば、
「好きという理由ではない」と判断してください。
「好きだから追い掛けている」と加害者が勝手に言っているだけで、
【必ず、他に何らかの問題を抱えていて、相手に「執着」をしてます】
それを、「すきだから」と真に受けてしまうと、絶対に解決できません。
本当の「原因」は「すきだから」ではなく『他の原因』があるからです。
このケースを解決するには、
加害者の言う「好きだから」という言葉を真に受けてはいけません。
他に原因があると、そこをしっかりと見抜いてください。
では、
なぜ、相手に迷惑を掛けてまで追いかけるのか
執着に至るほど、他に抱えている原因とは何か
ここを考える必要があります。
相手に迷惑を掛けてまで追いかける場合は、
「加害者自身に何かしら問題を抱えている」からです。
これが「C:その他の理由」のケースです。
・さみしくて仕方がない (心の隙間)
・愛ではなく自分のエゴの暴走 (己のエゴ)
・依存できる相手を探している (心の不安)
・何かしら問題を抱えている (借金など)
たとえば、このような別の問題を抱えていて、
それが、ストーカー行為として現れる場合があります。
本来は誰しもが、相手に迷惑を掛けてまで、追っ掛けたい人などいません。
しかし、ウラに何かしらの問題を抱えて、
そのような衝動に駆られストーカーをしてしまうケースがあるわけです。
つまり、
『ウラにある問題と向き合い解決できれば、ストーカー行為はしなくなる』
わけです。
ウラにある問題を、解決していくことが必要であり、
その問題を解決していくことが、「ストーカー問題の解決」に繋がります。
「C:その他の理由」の場合は、ウラに抱える問題を解決する、わけです。
そして、最も見抜くことが難しいのが、
B:相手のことが嫌いだから
このケースです。
本人は「好きだから」ストーカー衝動を抑えられないと言います。
しかし、本当は「相手に腹を立てているから」追い掛けているわけです。
本人も「自分は相手がすき」と思い「自分が相手に怒っている」ことに、
気づいていない場合が多いのです。それだけに、解決が難しくなります。
今回は、このケースの具体的な解決法をお伝えします。
ここまでを、まとめます。
A:相手のことが好きだから 単なる加害者の言い訳、ウソ
B:相手のことが嫌いだから 本人も気づかず、このケースが多い
C:その他の理由 これが本当の原因であることが多い
・「好きだから」と言うが、本当に好きならば迷惑行為はしない
じつは、別の理由から迷惑行為をしていると見抜く必要がある
・本当は相手に腹を立てていて、ストーカー行為をする場合が多い
・他に抱えている問題が、ストーカー行為の原因である場合が多い
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<本当は嫌っているからストーカーをするケース>
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B「相手のことが嫌いだから」ストーカーをするケースを解説します。
「嫌がる相手を追い掛けることは、通常の精神状態では出来ません」
しかし、ストーカーがわざわざそのようなことをする場合、
どういう動機が原動力になっているのかと言うと、
それは「相手に対する怒り」です。
相手に対する「怒り」のエネルギーが原動力となり、
わざわざ嫌がる相手を追っ掛ける場合があります。
口では「相手のことが好きだから」と言いつつも、
本当は相手に「復讐」したくて、追いかけている場合もあります。
実際「復讐したいから、会ってくれ」と言ったら、
当然、相手は怯えて会ってはくれません。
だから、加害者は無意識にウソをついて「怒り」を隠して、
「愛しているから、会ってほしい」と言うわけです。
これを 【無意識のウソ】 と言います。
【無意識のウソ】自分の立場を有利にする為に、無意識につくウソ
この【無意識のウソ】は、
鬱のケースでも出てきますので、しっかりと覚えておいてください。
そして、【自分では制御しづらい衝動に駆られて】
ストーカー行為を行っているケースも多くあります。
本人は、「もう早く相手のことを忘れて、自由に生きたい」
と、感じていても、心がズキズキ痛み、相手を追い掛けてしまいます。
自分を抑制することが出来なくなり、ストーカー行為を行ってしまうわけです。
【自分で自分の行動をコントロール出来ずに、ストーカーをしている人がいる】
自分では制御できないので、本人も困っている場合もあります。
・本当はストーカー行為など止めたい、しかし、全く抑制できない
・どうすることも出来ない激しい衝動に駆られてストーカーをする
・どうしても自分の気持ちを全く抑制できずストーカー行為をする
ある意味、これは『かなり病的』な状態に見えます。
しかし、大丈夫です。しっかりと、「救う方法」があります。
しっかりと「構造」を理解し「対処」すれば、解決出来ます。
それでは、その実際の「対処法」と「構造」の解説をしていきます。
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