ワクチン開発の政治化リスク
「ここでも米中対立」
米国トランプ政権は、テキサス州ヒューストンの中国総領事館がコロナワクチン情報などについてスパイ行為の拠点になっているとして閉鎖を通告、24日夕刻にはこれが閉鎖されました。これを受けて中国政府は直ちに米国大使館に警告し、四川省成都の米国総領事館を27日午前に閉鎖、報復措置に出ました。
新型コロナの感染拡大で米中が対立し、互いにコロナウイルスを作成し、ばらまいたとして責任を擦り付け合っています。このコロナウイルスが自然発生的なものか、人工的に作られたものかは議論がありますが、その後の対応が不適切であったとして、結果的にパンデミック(世界規模の流行)になり、今度はワクチン開発で両国が対立しています。
世界的な感染拡大危機に直面し、本来は国際協力のもとにワクチン開発や抗ウイルス薬の開発を進めるのが望ましいところですが、今回はむしろワクチン情報をめぐるスパイ行為容疑が中国に向けられ、両国の外交ルートが閉ざされようとしています。コロナ問題が米中デカップリング(分断)を加速させることになりました。
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