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中国経済「最後の審判」 不動産に支えられヨタ歩き、財政支出切り詰め「格付け維持狙う」

勝又壽良の経済時評
  • 2020/07/30
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習氏が強硬策になった背景 墓穴掘る中国の世間知らず 経済は住宅に頼るしかない 恐怖の「ダモクレスの剣」 中国の4~6月期実質経済成長率は、前年同期比で3.2%成長になった。1~3月期が同マイナス6.8%成長率であったことから言えば、先ずは見事な回復と言えるだろう。だが、これは、経済成長率の中身を見ないで「外見」から判断したもの。多くの問題点を含んでいることに注意すべきだ。 楽観論では、4~6月期の貿易黒字が予想外の黒字幅であったことを指摘している。1~3月期の131億ドルの黒字が、4~6月期は1547億ドルの黒字へと急拡大したことを上げている。これは、中国の内需が不振で輸入が減った結果、貿易黒字が増えたに過ぎない。こういう内部事情を考えれば、今年後半の中国経済が順調な回復過程に進むのか疑問である。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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