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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 031
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、中国で進む自動運転の現状についてご紹介します。
日本でもサービスを展開する滴滴出向が、上海でロボタクシーの試験営業を始めました。すでに、長沙市などで百度がロボタクシーの試験営業を始めていますが、滴滴出向は同時に「2030年までに100万台のロボタクシー」を全国に投入すると宣言しています。
百度は、モニターによる試験営業の段階を終え、dutaxiという専用アプリを使えば、誰でも利用できる「全面開放」を行なっています。滴滴が参入したことで、百度のロボタクシーにも動きがあることでしょう。一気に、本格導入前夜のような盛り上がりになってきました。
この他、百度の自動運転プラットフォーム「アポロ」を利用した8人乗りのバスはすでに公園や雄安新区などでシャトルバス、巡回バスとして利用されています。また、長沙市ではバス路線に10台のロボバスを投入して、乗客を乗せて走っています。
また、宅配便などを配送する無人配送車は、すでに各都市の固定路線を中心に運用が始まっています。
つまり、そろそろ「実証実験」の段階を終え、実戦投入のフェーズに入ろうとしているのです。メディアの報道によると、各領域での自動運転の導入はこの1、2年で大きく進み、5年以内には大量投入が始まると専門家は見ているようです。
今回は、中国の自動運転がどのくらいの段階にまできているのかをご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 031
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▼目次▼
1. 大量導入前夜になった中国の自動運転車
2. アリババ物語その28
3. 今週の「中華IT最新事情」
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