先鋭化するトランプの対中戦略
中国とは習近平国家主席のもとで「新冷戦」を展開すると見られていたトランプ政権ですが、ここへきて対中国戦略が明らかに変わりました。新冷戦を超えて、中国共産党の否定ともとれる言動が見られます。そして在日米軍のシュナイダー司令官は7月29日、尖閣諸島周辺での中国公船による前例のない侵入の監視を、米軍が支援することは可能、と述べました。
これまでトランプ大統領は中国の習近平主席を尊敬すべき友人と持ち上げ、そのもとで通商交渉などを通じて米国の利益を探ってきました。しかし、今や明らかに中国共産党を敵視し、習近平主席も含めた中国政府の排斥に動き始めました。その象徴が、7月23日にカリフォルニアのニクソン大統領図書館で行われたマイク・ポンペイオ国務長官の演説です。
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