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木野龍逸の「ニッポン・リークス」
2020/8/3(No.73)
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【No.73】使用済み燃料プールからの取り出しや海洋放出議論など
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<スケジュールの遅れを取り戻すために計画を前倒し>
使用済み燃料プールからの核燃料の取り出しが、なかなか思うように進みま
せん。建屋上部が吹き飛んだことやメルトダウンしていないために放射線量
が低かった4号機は、なんとか完了しましたが、放射線量が高いうえに、建屋
の爆発時にガレキがプールに落ちて核燃料の集合体が変形するなどした3号機
は、かなり手間取っています。
東電の予定では、3号機の使用済燃料プールからの燃料取り出しは、2020年度
内に終了する計画です。ところが燃料取り出しのための設備に不良があった
り、多くのガレキがプールに落ちていたりで、当初の計画からは大幅に遅れ
ています。
それでも東電は、今年春に作業再開してからは予定通りに進んでいると強調
しています。作業に係る人員を増やしたり作業時間を延ばしたりすることで、
スケジュールに間に合わせようとしています。
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