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vol.032:ソーシャルEC。次世代ECなのか、それとも中国独特のECなのか

知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
  • 2020/08/10
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 032 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。 今回は、ソーシャルECについてご紹介します。 ソーシャルECは、SNSと連携して、商品情報をリアルな人間関係に載せて拡散させていくというものです。有名なところでは、このメルマガでもご紹介したことがある「ピンドードー」があります。ピンドードーは2018年7月に米ナスダック市場に上場をしています。 これだけであれば、ピンドードーは一風変わったECということで済ませられるかもしれませんが、今度は2019年5月に、ソーシャルEC「雲集」が米ナスダック市場に上場しました。ソーシャルECの2社が2年連続で、ナスダック上場をしたのです。 こうなると、ソーシャルECというのはピンドードー独特のスタイルではなく、ひとつのトレンドだと考えざるを得なくなります。仮に、ソーシャルECが伝統的なBtoC型ECの次世代のスタイルなのだとすると、中国以外の国でも、ソーシャルECが普及をしていくことになります。もちろん、日本もそうなるはずです。 しかし、このソーシャルECというのは、中国特有のスタイルだと考えることもできます。中国にはECの普及と並行して、SNSで商品を個人レベルで売買する「微商」という販売スタイルも普及していきました。この微商は、中国以外ではあまり見られないスタイルの個人売買です。ソーシャルECは、この微商をアップグレードしたような面もあるのです。 はたして、ソーシャルECは中国独特のものなのか、それともECの次世代スタイルなのかを今回は考えてみます。もちろん、明確な答えを出すことはできません。みなさんもいっしょに考えて見ていだければと思います。 もし、中国独特のものであるというのであれば、私たち日本には無縁なものとなりますが、もし次世代ECのスタイルであるというのであれば、日本でも時間はかかっても流行をすることになり、それを見越して対応をしておく必要があります。 今回は、微商からソーシャルECまでをご紹介します。

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