【渡辺勝幸3615号】志が具現せぬ政治への思い

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン 　　第3615号　令和2年8月7日（金）発行 　　発行部数　11,722 部 【志が具現せぬ政治への思い】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【志が具現せぬ政治への思い】 本章について、伊藤仁斎は、 「孟子のことばは、世の中がますます悪くなったのを 　歎息したというに止まらない。 　孔子が『春秋』を著された精神を述べたものと思われる」 といっていますが、同感であります。 孔子が『春秋』を著したのは、 平生抱いていた天下を治めようとする志を 実際政治の上に具現することができないことを知って、 これを歴史の事実によって天下万世に知らしめようとしたものです。 『孟子』の本章の趣旨は、その精神と同一であります。