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コロナ禍、世界経済支配を確実にした米ドル。デジタル人民元はどう対抗するのか

勝又壽良の経済時評
  • 2020/08/10
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米ドル安にまつわる憶測 FRBは世界最後の貸手 デジタル人民元の厚化粧 「高利貸し」中国の素顔 世界の基軸通貨である米ドが、「ドル指数」で見ると7月に4%超の下げとなった。月間の下落率としては約10年ぶりの大きさとされる。新型コロナウイルスのパンデミックが始まった3月は、世界的な米ドル資金不足が顕著で、ドル高になっていたのである。それが、現在のドル安相場で、いろいろと憶測が流れている。米国の景気や政治への不安の高まりから、マネーが逆流している、というのである。 米国は現在、新型コロナウイルスが蔓延している。11月の大統領選挙を前に、共和党も民主党も党大会によって正式な候補者選出ができないほどだ。こういう状況を見れば、「米国不安」説が出てくるのも致し方ないであろう。この状態が、1年も2年も続くのではない。一時的な混乱であろう。米国の強さは、「地下水脈」として世界経済をしっかりと支えているところにある。これこそ、基軸通貨国として盤石な強味となっている。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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