2020/08/11 第387号
最強格闘技解体新書
私が、芦原先生の病床でのことを
書かなかったのは、それは内輪の
人間そして家族だけが知っていれ
ばよいことだからである。
かつて、まだ芦原先生がお元気な
時に、私は「死」というものについて
たずねたことがあった。
それについては、「ケンカ十段~」
のなかに出てくるのだが、芦原先生
は、「まだ死んだことがないけんわか
らん」ということをおっしゃった。
私は、芦原先生らしいと思った。
先生がALSという難病になりその経過
や闘病中の写真なども私の手元にはあ
るのだが、それを表に出すことはないし
また本に書いた以上に書くこともないだ
ろう。
芦原先生は、傲慢でどうしようもない部分
もたくさんあった。だから先生と喧嘩して
やめた道場生も多かった。
そんなわたしも、芦原先生に怒られたこと
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