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第124回 いまもっとも人気のあるプロジェクト
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▼いま人気のあるICOのプロジェクト
本来であるなら今回は、ペットのその2としてこの分野におけるプロジェクトを一挙に紹介するのだが、まだこの分野において立ち上がっているICOのプロジェクトは少ない。前回紹介したものが主要なプロジェクトだ。そこで今回は、不定期に掲載しているいまもっとも人気のあるプロジェクトを紹介する。
新型コロナウイルスの蔓延後も、ICOのプロジェクトは比較的に盛んだ。さほど衰えている感じはない。以下がいま人気のプロジェクトだ。さまざまな分野がある。興味深いプロジェクトが多い。
●2ローカル(2local)
ブロックチェーンを活用し、持続可能なローカルコミュニティーを実現するプロジェクト。
評価:4.8
特に新型コロナウイルスのパンデミックの後、地元に密着したローカルコミュニティーの経済が厳しい状況になっている。「2ローカル」は地元の商店や中小企業のネットワークを作ることによって、ローカルコミュニティーの経済の活性化を図るプロジェクトだ。
地元の企業が「2ローカル」のネットワークに参加し、相互に取引するとインセンティブとしてロイヤリティーが支払われる。それは独自トークンの「L2L」で行われる。「L2L」は企業間の決済に使用することもできるし、一般の通貨に転換して、それを現金化することも可能だ。
このようなネットワークをローカルコミュニティーで発展させることによって、地元の経済を活性化することが「2ローカル」のねらいである。いま世界のどの地域でも、新型コロナウイルスのパンデミックでサービス業を中心に地方の経済が大きく落ち込んでいる。そうしたなか、これは画期的なプロジェクトになることは間違いない。
公式サイト:
https://2local.io
紹介ビデオ:
https://www.youtube.com/watch?v=GoaWf8Nt3N0&feature=emb_logo
ICO:独自トークンは「L2L」
2020年3月16日から12月1日まで。
●ユーエンジン(youengine)
広告を見ることで支払いを受けるプロジェクト。
評価:4.4
いまイインターネットの広告は「グーグル」や「アマゾン」、そして「フェースブック」などの巨大企業の独占状態にある。そのとき、広告を見たユーザーの個人情報は収集され、こうした企業によって販売される。ユーザーの見返りはまったくない。これは極めて独占的で不平等なシステムだ。
「ユーエンジン」はこうした既存のシステムを打破し、ユーザーは広告を見ることによって支払いを受けるためのプラットフォームを開発した。まずユーザーは「ユーエンジン」の「ユーアップ(YOUApp)」をスマホにインストールする。するとユーザーの好みやライフスタイルなど個人情報をアプリは聞いてくる。もちろん、答える質問はユーザーが選ぶことができる。この入力した情報は、広告主に譲渡され、ユーザーにカストマイズした広告が表示されるようになる。
個人情報の譲渡と引き換えにユーザーには、表示された広告を見ると報酬が支払われる。また、「ユーアップ」には動画配信サイトもあり、それを見ると動画内にプレゼントを得られるリンクなどがある。これこそ将来のネット広告のスタイルである。
公式サイト:
https://youengine.io
紹介ビデオ:
https://www.youtube.com/watch?v=iA9kv3-0g34&feature=emb_logo
ICO:独自トークンは「YOUC」
2020年4月30日から9月14日まで
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