金融の「デカップリング」へ
国内重視という名の鎖国経済
食糧確保「残飯残すな」命令
自動車部品は中古品の再生で
米国はカウボーイ精神で反撃
2017年8月から始まった米中貿易戦争は、紆余曲折をへながら進んできた。19年5月に第一段合意をしたにもかかわらず、中国が主権侵害の恐れがあると破棄、平坦な道でなかった。この間、一貫した中国の抵抗姿勢に業を煮やした米国が、「もはや米中貿易協定はどうでも良い」と、貿易問題から中国共産党問題へと事態が悪化している。
米中貿易戦争の背景は、中国がWTO(世界貿易機関)ルールに違反していることへの米国のクレームであった。中国が、ルール違反を率直に認め改善することを約束すれば、現在のような「米中デカップリング(分断)」に直面することもなかったであろう。中国の「屁理屈」が事態を悪化させ、中国の最も恐れてきた「デカップリング」を自ら招く事態となっている。
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