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「張り子の虎」中国、ドル圏締出し恐れ鎖国経済の準備。脆弱構造を100%露出

勝又壽良の経済時評
  • 2020/08/17
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金融の「デカップリング」へ 国内重視という名の鎖国経済 食糧確保「残飯残すな」命令 自動車部品は中古品の再生で 米国はカウボーイ精神で反撃 2017年8月から始まった米中貿易戦争は、紆余曲折をへながら進んできた。19年5月に第一段合意をしたにもかかわらず、中国が主権侵害の恐れがあると破棄、平坦な道でなかった。この間、一貫した中国の抵抗姿勢に業を煮やした米国が、「もはや米中貿易協定はどうでも良い」と、貿易問題から中国共産党問題へと事態が悪化している。 米中貿易戦争の背景は、中国がWTO(世界貿易機関)ルールに違反していることへの米国のクレームであった。中国が、ルール違反を率直に認め改善することを約束すれば、現在のような「米中デカップリング(分断)」に直面することもなかったであろう。中国の「屁理屈」が事態を悪化させ、中国の最も恐れてきた「デカップリング」を自ら招く事態となっている。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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