「パンデミック再拡大の現状〜アメリカから」
アメリカの死者は、ついに17日(月)、17万を越えました。現在は、
7月に感染のピークを迎えたテキサス、フロリダなどで長期療養後の死亡が
増えている時期であり、数字的な状況としては非常に厳しい中、どうも8月
中に死者20万の大台に乗るのではないかという暗い見通しも出ています。
一方で、ここ数週間この欄で追いかけてきたフロリダ、テキサス、アリゾ
ナの新規陽性者はやや落ちつてきているのも事実です。
そうではあるのですが、世界最悪の状況、そして3月から4月には想像も
していなかったような事態に立ち至ったというのもまた逃れ得ぬ事実だと思
います。
問題は、11日に民主党のバイデン候補がカマラ・ハリス上院議員を副大
統領候補に指名し、12日に正副大統領候補が揃って会見した際に、「この
15万人(当時)の死者を招いた責任はトランプにある」として、コロナ対
策を選挙戦の争点に担ぎ上げたことです。
間違ってはいないと思いますが、これで100%コロナが政治問題化した
のも事実です。共和党支持者、いわゆる大きな政府嫌いの自営業者、トラン
プのコア支持者などは、これで「マスクやロックダウン、学校の休校など」
を進める民主党は、経済の敵、自分の敵だとして政治的憎悪を更に煽ってく
るわけで、そこをハリスなどがどう撃破していくかが大きな問題になってき
ます。
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