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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』第395号2020.8.25配信

クルマの心
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■            伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』               第395号2020.8.25配信分 ●『Stay Hungry.Stay Foolish.』  未来を語ることが年々難しくなりつつある。1952年3月生まれの私は現在68 歳。これまで生きてきた時間を繰り返すことは現実的ではなくなっている。例 え医学や技術が急速に進歩して不老不死が可能になったとしても、長居は無用 だと考えるようになっている。 「死はほぼ間違いなく”生命”による最高の発明であり、生命に変化をもたら す主体……」アップル創業者のS.ジョブスは2005年に行なった『伝説のスピ ーチ』と喝破しているが、生ある者は死を以て古き物を消し去り新しき物に道 を確保させると卒業生に語りかけた。 「今まさに君たちは新しき物ですが、やがて古き物になって消し去られます。 皆さんの時間は限られている。だから……」誰かの人生のために時間を無駄に してはいけないし、教条主義に囚われてもいけないと語りかけながら、自分の 心と直感に従う勇気を持つ必要を説く。 そして、スピーチの〆としてジョブスが若かりし頃にバイブル的存在として 心酔した『全地球カタログ:The Whole Earth Catalog』制作者スチュアート ・ブランドがその最終版の裏表紙に印象的な田舎道の写真とともに認めた言葉 『ハングリーであり続けろ、愚かであり続けろ:Stay Hungry.Stay Foolish.』 という印象的な言葉で結んで万雷の拍手を浴びた。 いささか薹が立った当時の私が聞いても心がザワついたスピーチだが、まあ 生きていれば可能性はゼロじゃない……が信条の枯れを知らない老人である。

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  • クルマの心
  • 価値観が大きく変化しようとしている今、なすべきことは何か? このまぐまぐ!のメルマガ『クルマの心(しん)』を始めて多くのことに気づかされました。ずっとフリーランスでやって来て40年、還暦を迎えたこの段階でまだまだ学ぶことが多いですね。どうしたら自動車の明るい未来を築けるのだろうか? 悩みは尽きません。新たなCar Critic:自動車評論家のスタイルを模索しようと思っています。よろしくお付き合い下さい。
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