《抜粋》
今のアメリカのマーケットでは、株価は「2021年以降の未来
の業績回復」を反映しています。
が、一方、今のアメリカの長期金利のほうは、おそよ0.6
0%前後と大変低く、「今現在の悲惨な実態経済」を反映してい
ます。
「株価が先走って楽観している1年以上先の未来」と「長期金利
が反映している、未だに悲観的な今現在」とは、全くもって「時
空が大違い」なわけで、この「食い違い」が「今の株高」を支え
ているわけです。
この「食い違い」は近いうちに修正されるかもしれません。
念を押すようですが、 新型コロナはコロナ風邪の一種ですか
ら、秋(10月?)になれば 「感染爆発」は必至です。
スペイン風邪の時も、「第二波」は秋と共に襲いかかってきまし
た。
しかも、10月は、ワクチン開発大手三社の「第三相臨床試験」
の結果が発表になる時期です。
ワクチン開発大手とは、ファイザー/バイオンテック、モデル
ナ、 アストラゼネカ/オックスフォード大学の三社(連合)で
す。
今現在のアメリカ株の上昇は、この三社の「10月の第三相臨
床試験の結果」に大いに期待して、「ユケユケ」で上昇してきて
いるところがあります。
が、「10月の臨床試験」には、今から警戒する向きは多いので
す。
いくらなんでも「10月に安全な臨床結果を出す」のは無理で
す。 期待のほうが数ヶ月くらい先走っています。
「10月危機」はやはり起こるのではないでしょうか?
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