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第30回 『不倫に関する「隠された真相」と相談対応の仕方』05

- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編 第30回 『不倫に関する「隠された真相」と相談対応の仕方』05 みなさん、こんちには。 Arcadia Roseの「 K 」です。 この度は『セルフカウンセリング&心理セラピスト講座・上級編』を購読していただきまして、 どうもありがとうございます。 今回はこれまでの不倫問題に関する情報をまとめます。 不倫に関する様々なパターンの実例の「因果関係」を知ることで、 不倫というものがどういう性質のものなのか、その「真実」が 判りました。 そこで今回は具体的にどのように「対応」するのかをお伝えしていきます。 また「ソウルメイト」と「前世」を主張するクライエントの解説もします。 がんばってください。 それでは、はじめましょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― <基本事項の確認> ――――――――――――――――――――――――――――――――― まずは、ここまで解説してきました不倫問題の基本事項の確認です。 不倫に関する危険性と可能性の「実例」は以下になります。 ・ケース01 :病気や霊的現象が起こる 原因不明 ・ケース02 :ケガや事故などが起こる ・ケース03 :隠れた行いが不和の元になる 原因不明 ・ケース04 :浮気の結果が何年も後に来る ・ケース05 :不倫を止めたことで結婚へ ・ケース06 :不倫に興味が無くて結婚へ これらの詳しい内容は、第26~28講で解説しました。 次に、不倫問題の対応の「基本的方向性」はこちらです。 ・不倫の背中を押さない (ケース01~04) ・不倫からの脱却を促す (ケース05~06) 基本的方向性の理由は、以下の内容です。 ×:不倫を続ける → 様々な災いの危険性 (実例26~27講) 〇:不倫を止める → より良い人生の展開 (実例28講) これらは第26講~29講で、詳しく解説しました。 その他の「大切な注意事項」は次のようになります。 ・不倫は民法709条、710条の「不法行為」 300万円以下の罰金 ・その場に居ない不倫相手の伴侶や子どもたちをイメージして行う ・最終判断はクライエントの意思による選択 これらのことを念頭に「対応」していくことになります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― <フラットな状態で行う> ――――――――――――――――――――――――――――――――― それでは、ここから具体的な「対応」の仕方を解説していきます。 まずは、心の在り方から解説していきます。 不倫問題の対応をする時に大切なことは、 ・先入観を持たずにフラットな心で行う ・「善い悪い」の判断は必要、「裁く心」は不要 この2つを大切にしてください。 個人的に不倫に嫌悪感があったとしても、 カウンセリングにはそれを持ち込まないようにします。 私も個人的には、不倫は身勝手な行為で嫌いです。 しかし、それとカウンセリングはまったく別です。 ここを分別する必要があります。 人を裁かずに話を聞くことは簡単です。 ・そもそも自分は人を裁く立場にない このように認識しておくことで、裁くことは無くなります。 もちろん「物事の善い悪い」の判断をハッキリつけることは大切です。 カウンセリングの仕事とは、第8~11講で解説しましたように、 【1状況を把握 2悪い所を発見 3悪い所を改善 4正しい具体策を実行】 【悪い所(原因)を発見し、問題を改善していく仕事】 ですから、「物事の善い悪い」の判断が出来ないようでは、 悩みや問題の原因すら発見できません。当然、解決も無理です。 その為、「物事の善い悪い」を正確に判断することは大切です。 しかし、「人を裁く」という行為は全くの別モノです。 ・【「善い悪い」を正確に判断しつつ、「人を裁かない」】 これが大切となります。 普段から「自分は人を裁く立場にない」と意識しておけば、 人を裁くことは無くなります。 これまでもお伝えしましたように、 ・そもそもカウンセリングに来る人は悪い所(改善点)を抱えています そこを改善するわけであり、裁く必要はありません。 そのような方々に思いやりをもって接してください。 第8講でお伝えしましたように、カウンセラーの必須スキルは ・「愛を持ってクライエントの悪い所を迅速に発見する」です。 クライエントの悪い所を裁かずフラットに見るようにしてください。 これがなかなか出来ない方は、次のように考えてみてください。 ・そもそも悪い所が1つもない人間はいない ・人は1つや2つ悪い所があるのは当たり前 ・悪い所は「改善点」で「責める点」でない このような信念を持っていれば、裁かずに済みます。 クライエントに対して、フラットな対応ができます。 ・先入観を持たずにフラットな心で行う ・「善い悪い」の判断は必要、「裁く心」は不要 ・そもそも自分は人を裁く立場にない このような心の在り方のカウンセリングを心掛けてください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― <クライエントが自ら道を見つける> ――――――――――――――――――――――――――――――――― 次に、不倫問題の解決への道筋を解説します。 前回の講座で解説しましたように、 不倫からの脱却を促した場合、この二手に分かれます。 A:自らの考えを改め、不倫から脱却する B:自らの考えを改めず、不倫を続行する 結局、最終的な判断は相談者次第となってしまいます。 そこで大切になることは、 【クライエント自ら、不倫は止めた方がよいと判断に至る】 ことです。 これが大切です。 不倫問題の対応の道筋はこれを考えるところにあります。 つまり、カウンセラーは 「不倫脱却」に向けて、 クライエント自身が道を見つける為のサポートをするわけです。 結局、本人が「止めた方がよい」と感じない限り、不倫は続きます。 ここまでの講座を読まれた方は、「不倫には百害あって一利なし」 ということがよく理解できているかと思います。 つまり、その「不倫には百害あって一利なし」ということを、 クライエントが理解することで、不倫からの脱却となります。 ということは、基本的な解決への道筋とは ・「不倫には百害あって一利なし」という情報を提供する .      ↓ ・クライエント自身が「不倫は止めた方がイイ」と判断 ここを的確に行うということです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― <不倫相談の2パターンを見抜く> ――――――――――――――――――――――――――――――――― 次に、不倫相談に来るクライエントの2種類を知っておきましょう。 不倫相談に来るクライエントには2パターンあります。 不倫相談は、始めにこの2パターンを見抜く必要があります。 そして、それぞれのパターンに適した対応の仕方があります。 A:不倫を止めたい人 → カウンセラーに背中を押してほしい B:不倫を続けたい人 → カウンセラーに肯定させようとする Aのクライエント はすでに、 「不倫は善くないこと」「止めた方がよい」と気づいています。 最後の一歩の勇気が欲しくて、カウンセラーに「止めるように」 背中を押してもらいたくて相談に来ているクライエントです。 Bのクライエント は 「何とか不倫を続けたい」「何とか味方がほしい」と考えています。 その為、自分がいかに不幸であるか、相手の伴侶を悪く言って、 何とかカウンセラーを自分の味方に引き入れようとしてきます。 このAとBをしっかりと見抜いてください。 それぞれの対応の方向性をお伝えします。

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