トランプ再選にコロナ、中国戦略
「世論調査はトランプ苦戦だが」
米国の大統領選挙まで2月余りとなりました。現状、メディア系の世論調査ではいずれも民主党のジョー・バイデン前副大統領がリードとなっています。それでも一時は13%ポイントほど差が開いていましたが、最近の調査では10ポイント以下のものが出ています。「ワシントンのプロ」の間では、極めて接戦、との評価が聞かれます。そして両陣営の戦いが白熱してきました。
「敵はディープ・ステート」
まず、バイデン陣営のトランプ攻撃が厳しくなってきました。もっとも、バイデン候補自身は「痛みのわかる良識派」としてトランプ氏のアンチテーゼ的な存在となり、トランプ大統領のコロナ対応は批判しますが、人的な攻撃は避けています。ソフトなイメージの反面、ある意味ではカリスマ性に欠けているとも見えます。
むしろ、バイデン氏本人ではなく、その背後にいて反トランプの立場にある勢力(トランプ大統領は「ディープ・ステート(影の政府)」と呼んでいます)が攻撃を仕掛けているようです。その1つが、かつてトランプ陣営の知恵袋として大統領を支えてきたスティーブン・パノン氏を、メキシコ国境での壁建設資金の詐欺、横領容疑で逮捕しました。これはトランプ陣営には痛手になります。
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