Vol.533
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上杉隆の「ニッポンの問題点」
『 安倍長期政権終焉から一次政権を振り返る 』
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爆弾は確かに存在していた。まだ炸裂はしていないものの予兆はあった。初め、
それは静かに訪れた。だがその存在は、徐々にではあるが、安倍政権を揺るが
す重大な事態に発展するのである。「年金」という、数十年に亘って燻り続け
ていた爆弾が――。2006年秋、一部の年金記録の行方が分からなくなっている
という情報は、すでに安倍官邸に伝達されていた。当時は、些細な事柄と受け
止められる。件数も多くない。きっとデータ上のミスだろう。しょせん野党の
一部が騒いでいるだけだ。そうやって片付けられる。
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