こんばんは!
年金アドバイザーのhirokiです。
昭和36年4月1日というのは年金では非常に重要なので、よく事例では使う年月日ではあります。
この昭和36年4月というのは年金には加入できなかった人がようやく加入できるようになり、将来は自分の名義で年金がもらえる制度になった日であります。
この日以前は年金に加入する人は主に公務員が加入する共済や、民間企業に勤めてる人向けの厚生年金、あと軍人だった人に支給されていた恩給(昭和34年10月から恩給に加入できる人は居なくなった)が主でした。
人数としては、働いてる人4000万人のうち約1800万人が雇用者でした。
そして1800万人のうちの約6割の1200万人が共済や厚生年金に加入していました。
つまり1200万人以外は何の年金にも加入していませんでした。
昭和30年代はまだ農業従事者が働く人の4割(現在は4%くらいの少数)を占めていたので、そういう農業者の人や自営業者、零細企業で働く人は何も保障されていなかった。
さて、戦後の昭和20年代の後半に、戦時中にほぼ壊滅していた厚生年金が再建されたり、恩給が増額されたりという動きがありました。
私立学校教職員には共済が出来て(昭和29年1月)、農林漁業団体職員も共済を作ろうとしていた(昭和34年1月から共済移行)。
大半の人は年金なんてものは無かった中での大きな動きが起こり始めました。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)