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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 036
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、小米(シャオミ)の創業者、雷軍(レイ・ジュン)についてご紹介します。
シャオミというと、2011年の「小米1」の発売時に、黒いTシャツ、ブルージーンズ姿で登場した雷軍が、スティーブ・ジョブズばりのプレゼンテーションを行ったことから、日本では「スティーブ・ジョブズのそっくりさんが、iPhoneのパチもんを中国で売り出している」と面白おかしく報道されたことを覚えている方も多いでしょう。
しかし、シャオミは、中国のものづくりに大きな変革を起こしました。現在では、白物家電製品の製造にまで乗り出して、炊飯器やテレビなどでもヒット製品を生み出しています。また、インドにも進出をし、早くから現地生産を行っているため、昨今の中国製品排斥の動きからも、インドではシャオミ製品は準国産品とみなされ、大きな打撃は受けていません。
シャオミのものづくりの起点は、消費者目線というものです。これを言葉だけ、スローガンだけでなく、開発手法にまで落とし込んだことがシャオミの大きな功績です。雷軍は、そのシャオミ独特の手法を編み出すまでに、日本の無印良品のものづくりをよく研究し、たびたび「デジタル界の無印良品になりたい」と口にしています。
創業者の雷軍は、いったいどこでこのような手法を学んだのでしょうか。学生時代典型的なハッカーだった雷軍は、夢を持ち続けてきました。現実の企業運営という厳しさに直面をしても、その夢を捨てずに、シャオミで実現してきました。
今回は、シャオミのものづくりと、創業者の雷軍についてご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 036
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▼目次▼
デジタル界の無印良品になりたい。中国製造業を変えた小米(シャオミ)創業者「雷軍」
アリババ物語その33
3. 今週の「中華IT最新事情」
4. Q&Aコーナー
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