いまって、昭和歌謡ブームって奴らしいのです。
昭和歌謡というのは、何か、というと、
まあ、つまり、昔の歌謡曲という奴を、
喜んで聴く人が増えている、ということですね。
昔の歌謡曲と一口に言っても、その幅は、
案外広いのです。ひとくちにクラシックといっても、
バッハとブラームスでは100年以上も年代が違う、
みたいなもんかなあ。
僕なんかは、無駄に歳だけ取っているから、
昭和歌謡というと、美空ひばりとか橋幸夫とか
ピンキーとキラーズとか黛じゅんとか、
日吉ミミとか奥村チヨとか、まあ、いろいろな
名前を思い浮かべてしまうのですけど、
今の昭和歌謡というのは、中森明菜とか松田聖子とかをも
指すらしいのです。
要は、今のアーティストとは違って、
いわゆる歌手という奴が、ピンまたは少人数で歌って、
(あまり踊らない)、プロのバックバンドの演奏で、
しかも、プロの作詞、作曲家が作った歌を歌う。
という形式の楽曲を指すらしいのです。
僕が子供のころは、そういう楽曲が全盛で、毎日、
いわゆる「歌番組」という奴が放送されていて、
皆、流行した歌というものを口ずさんでいたものです。
まあ、しかし、でも、僕的な考えでは、ですね。
何十年前の曲が流行ろうと、それって、別に、
ニュースとかにする話でもなくて、別に、何年前の曲が
昔の音源で流行ってもいいじゃないか、とか思うのです。
ええと、説明すると、長くなっちゃうので、ここでは
省きますけど、そもそも、昔の曲だからださくて、
今の曲だから優れている、みたいな話はないのではないか、
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