世界貿易は6月底入れだが
「実質世界輸入は6月に増加に」
2018年秋にピークアウトしてその後横ばいを続けていた世界貿易が、今年の春先から「華厳の滝」のような急落を見せました。新型コロナの感染拡大で世界経済が機能不全に陥ったためです。オランダ経済分析局が集計した実質世界輸入について、四半期ごとの前期比でみると、今年1-3月の2.8%減のあと、4-6月は11.5%減と、かつてない大幅な減少を見せました。
それでも単月で見ると、世界貿易は今年6月に底入れして、実質世界輸入は全体で前月比7%の増加を見せました。しかし、地域ごとに見るとかなりばらつきがあり、コロナへの対処の違いの他、通商摩擦や個々の事情が透けて見えてきます。
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