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スピーチコーチ・森裕喜子の「リーダーシップを磨く言葉の教室」
号外/2020年9月8日号
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「自民党総裁立候補演説レビュー」
本日午後、自民ポスト安倍総裁選の「立会演説会」「共同記者会見」が行われました。
仕事の合間を縫ってなんとか観ることができたので、
まぐまぐでレビューをしよう!
と思いまして、即レビューの号外をお届けします。
NHKプラス、という便利な機能がありまして、
そこに登録すれば見逃した放送も観ることができるんですね。
誠にありがたい限りです。
<はじめに>
今回の演説で最も大切なことは「政策」ですが、このメルマガでは
「トップリーダーを目指すお三方がどんな風に何を話したか」
その、最も記憶に残った「言葉」と「話し方」について考察します。
ですので、
政策内容を重視する方や、立候補者選びを実際にされる方には、
ほぼお役に立たない記事かもしれませんので、その点、あらかじめお伝え申し上げます。
一国民として、国を担おうとするリーダーは国民にどう語るのか、
また、リーダー層のスピーチをマンツーマントレーニングする立場として
世のリーダーの皆様に何かお役に立てれば、
という視点でお届けするものです。
立候補されるすべての方に敬意を払いながら、
「伝わるリーダーとは」の視点で書いてまいります。
何卒よろしくお願いいたします。
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<<立会演説会>>
場所は永田町、自民党本部の上階にある講演会場です。
かつて私も足を運んだことがありますが、
それほど広くはなく、小さめの公会堂のような雰囲気で、
ちょっとレトロさも感じました。
テレビ放送を見る限り、席にはディスタンスを取った関係者が
パラパラと座っている感じですね。
決して聞き手が詰めかけている熱い雰囲気ではありませんが、
登壇されるお三方にとっては人生を掛けた1時間。
マグマがふつふつ燃え上がるような気分で登壇されたことでしょう。
お一人の持ち時間は20分。1分過ぎるとベルが「チーン」と鳴る仕組み。
プロンプター無し、演壇に手元資料を持ち込んでの演説でした。
そもそも「スピーチ」ではなく「演説」と命名されているところが
政治の世界らしいですね。
<石破 茂氏>
トップバッター。
ステージ上の席を立ち、お辞儀、小さめのメモを
演壇に置いてから演説が始まりました。
声量がすごいですね。
普段わりとボソボソ、つぶやきながらも鋭い眼光と言葉で刺す、
あのコメントぶりとは、別です。
選挙期間中に街頭で演説されるお姿は拝見したことはございませんが、
きっとこの迫力で訴えておられるのでしょう。
野太い声、時に両手のジェスチャー、
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