安倍後も変わらない日本を認識
韓国の生きる道は妥協しかない
国際感覚に疎い86世代の限界
文正仁特別補佐官は転向した?
日本の「技術属国」に変わらず
韓国が外交面で揺れている。行き詰まった日韓関係打開の手がかりがないからだ。一方で、米中対立は冷戦と呼んで差し支えない状況である。韓国は、これまでの二股外交で「経済は中国、安保は米国」という、二刀流がしだいに難しくなってきた。中国か、米国かと二者択一を迫られる時期は、刻々と迫っている。この認識が、韓国大統領府の一部に出始めた印象である。それは、韓国報道を細大漏らさずチェックしていると、微妙な「化学変化」に気付くのである。
安倍晋三首相が突然、健康を理由に辞意を表明した。韓国では、安倍首相が退陣すれば日韓関係に雪解けが始まる。そういう期待報道が現れた。以下の記事が、その典型例である。
「病気で退く安倍首相には申し訳ないことですが、我々には良い機会です。日本との外交関係を改善できる糸口になるかもしれないからです。安倍首相は実際、わが国には最悪の首相でした。(だから)日本との外交関係を改善できる糸口になるかもしれないからです」
「安倍首相は、日本国内の保守世論と新冷戦という国際情勢の変化を背負っていました。それでも後任の首相は、安倍首相のように強硬派ではないでしょう。今から準備して先に手を差し出さなければいけません。日本は、失われた20年といわれますが、まだ経済大国です。経済から解決すればよいはずです。歴史は最後に解決しても…」 以上は、『中央日報』(8月29日付コラム)だ。
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