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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』第397号2020.9.8配信

クルマの心
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■            伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』               第397号2020.9.8配信分 ●カルロス・ゴーン氏を悪党呼ばわりする人たちへ  さる5月に日本政策投資銀行が決めた日産自動車への危機対応融資1800億円 の内、1300億円が政府保証となっていたことが9月7日に判明したとの報道が あった(時事通信)。仮に返済が滞った場合、保証分の8割を政府が実質補填 するといい、原資に国税が充てられ国民負担が生じる恐れがある。危機対応の 政府保証額としては過去最大とされる。  日産は、2018年11月18日に現職のカルロス・ゴーン会長(当時)が翌々日に 開催予定の日産取締役会に参加するために空路羽田に降り立ったところで東京 地検特捜部によって逮捕され、金融商品取扱法違反(有価証券報告書の虚偽記 載)という罪状で起訴となった時を境に急速に業績悪化している。  そもそも金商法違反(有報虚偽記載)という形式犯に地検特捜が乗り出し、 いきなり逮捕・拘留ということからして異例。まずは取締役会を開いて、そこ で当人(この場合被告とされたC.ゴーン会長と腹心のグレッグ・ケリー代表 取締役)の弁明を聞いてから社内で判断するのが筋であるところを、日本では 2例目となる『日本版司法取引』で事件を主導したとされるハリ・ナダ専務自 らの罪を棚上げする代わりに日産のナンバー1、2の犯罪性を一方的に問うた。  東京地検特捜部がピンポイントとなる両名来日の日(11月18日)を選んだの は、後から考えればすべて筋書き通りだった。第一報のスクープは朝日新聞の デジタル版だったが、何故その逮捕の現場に居合わすことができたのか。ゴー ン氏の場合、プライベートジェットが羽田に降り立った直後に機内で逮捕に至

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  • クルマの心
  • 価値観が大きく変化しようとしている今、なすべきことは何か? このまぐまぐ!のメルマガ『クルマの心(しん)』を始めて多くのことに気づかされました。ずっとフリーランスでやって来て40年、還暦を迎えたこの段階でまだまだ学ぶことが多いですね。どうしたら自動車の明るい未来を築けるのだろうか? 悩みは尽きません。新たなCar Critic:自動車評論家のスタイルを模索しようと思っています。よろしくお付き合い下さい。
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