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2020/09/05 第32回 『人間関係問題を解決する02 意見の食い違いをまとめる方法』

- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編   第32回 『人間関係問題を解決する02 意見の食い違いをまとめる方法』   みなさん、こんちには。   Arcadia Roseの「 K 」です。 『セルフカウンセリング&心理セラピスト講座・上級編』を購読していただきまして、 どうもありがとうございます。 「人間関係」シリーズの二回目です。 今回は、複数の人数で話し合う時に揉めた時の対応の仕方を解説します。 知っておくととても役立つ方法です。 その「技術」を磨いていくことで誰もが問題解決出来るようになります。 がんばってください。   それでは、はじめましょう。     ――――――――――――――――――――――――――――――――― <複数の意見の食い違いをまとめる> ―――――――――――――――――――――――――――――――――   複数の人が集まって何かを決める時に、 なかなか意見がまとまらないことがあります。   たとえば、日常的な問題で言うと、家庭内の取り決めです。 また、大きな問題で言うと、遺産相続などの話し合いです。   そのように複数の人で話をまとめる時には、 なかなか大変なことになる場合があります。   また、会社などで話し合う場合は上手くいくものの、 家族間で話し合うと、とたんに揉める場合があります。 家族間ならではの甘えが出てしまうからです。 しかし、ご安心ください。良い方法があります。 自分のエゴから主張しだすとなかなか話がまとまりません。 このような場合の話のまとめ方の「スキル」を解説します。     ――――――――――――――――――――――――――――――――― <解決方法解説01 ~どうして意見がまとまらないか> ――――――――――――――――――――――――――――――――― これから意見がまとまらない時の解決方法を解説していきます。 それでは、次のようなシーンを考えてみましょう。 親族3人で4つの遺産などを分けるイメージです。 このような場面で、なかなか話がまとまらずに 揉め事に発展するケースをしばしば耳にします。 Aさん、Bさん、Cさん、の3人で、 A、B、C、D、の4つのモノを分けます。 <図1> https://kdiary007.exblog.jp/31363163/ (サンプル版は画像が表示できない為リンクへ) (通常版では普通に画像が表示されます) この時、それぞれが「ああしたい」「こうしたい」 と言い出し、なかなか話がまとまりません。 遂には、揉め事にまで発展してしまいました。 さて、これをどのように解決していくかです。 この時、まず1つの大きなコツがあります。 それは、 【「どうしたいか」ではなく「どれが平等か」を考える】 これが1つ目のポイントです。 各々が「どうしたいか」を主張して話がまとまらない時は、 「どれが平等か」をしっかり考えることで意見が一致します。 話をまとめる時は、「平等」という視点で考えることが大切です。 この「平等」が見えない時に、話が揉めやすくなります。 そして、2つ目のポイントが 【状況を、図に描いて把握してみる】です。 それぞれの意見を図に描いてみることが大切です。 言葉で話し合っていても、まとまらない時は、 しっかりと図にすることで、理解がしやすくなります。 実際に、このケースを図にするとこうなります。 <図2> https://kdiary007.exblog.jp/31363163/ (これは説明の為の図です。可能パターン数は省略しています) いかがでしょうか、このように、A~Dを分ける時、 どういうパターンがあるかを図にすることが大切です。 このように図にすることで、 メンバー全員が、状況を把握しやすくなります。 まずは、ここまでをしっかりと理解してください。 しかし、じつはこれだけではまだまだ不十分です。 これから、何が不十分なのかを解説しますが、 その不十分なところを理解する為の質問をします。 現状を把握する為に、このような図にしたわけですが、 次の質問の答えを考えてみてください。 <質問> 1~4のパターンのうち、どれが「平等」だと判りますでしょうか。 <図3> https://kdiary007.exblog.jp/31363163/ (これは説明の為の図です。可能パターン数は省略しています) これだと、全くどれが「平等」なのか判りません。 この状態でいくら話し合っても時間の無駄です。 このように、どれが「平等」なのか判らない状態で、 話し合いをしていると、揉め事に発展しやすいです。 では、どうすれば、 どれが「平等」なのか判るようになるでしょうか。 そこを、工夫する必要があるわけです。 それは、【数値化】することです。 A~Dの価値を、おおよその数字で表します。 これはとても大切なことですが、何事も、一旦、 数字に置き替えることで、平等が見えるようになります。 A~Dの価値を、A=100、B=100、C=70 D=30、 と、数値化してみました。 <図4> https://kdiary007.exblog.jp/31363163/ それでは、これを踏まえて、もう一度、同じ質問をしてみます。 次の質問は、先程と全く同じ図ですが、A~Dを数値化してあります。 <質問> 1~4のパターンのうち、どれが平等だと判りますでしょうか。 <図5> https://kdiary007.exblog.jp/31363163/ いかがでしょうか。 これならば、ハッキリどれが「平等」なのか判ります。 そうです。 正解は2です。2のパターンが「平等」です。 先程の図では、全くどれが「平等」なのか判らなかったですが、 「数値化」したことで明確に「平等」が判るようになりました。 ・【数値化することで、平等が可視化される】 これが3つ目のコツです。 このように「数値化」することで、簡単に、 どれが「平等」なのか判断できるようになるわけです。 <図6> https://kdiary007.exblog.jp/31363163/ 先程まで、まったく判らなかった「平等」が、 これでハッキリと目に見えるようになりました。 この状態で話し合いをすればスムーズにまとまります。 【数値化することで「平等」が可視化される】 この数値化された図をメンバーが見ながら、 話し合いをすることで、必ず意見が一致します。 もちろん、この『2のパターン』で分けるわけです。 その時、誰が「A」か「B」か「CとD」なのか を話し合っていくわけですが、 A=100ポイント B=100ポイント C+D=100ポイント と、どれを選んでも「平等」が見えているので、 圧倒的に話し合いがスムーズになるわけです。 この様に、 1、平等で選ぶ   【平等基準】 2、図式化する   【図式化】 3、数値化する   【数値化】 この3つを実行してから話し合いをしてみてください。 圧倒的に早く話がまとまります。 それでは、この【数値化図式法】を使った 実際の問題解決のケースをみてみましょう。

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