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言いすぎか!!
弁護士北村晴男 本音を語る
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Vol.101
2020.9.15
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目次
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【1】 『安倍首相、
余人を以て代え難し
(よじんをもってかえがたし)』
【2】 『北村晴男の"素"』
【3】 『番組出演予定
イベント情報』
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【1】 『安倍首相、
余人を以て代え難し
(よじんをもってかえがたし)』
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突然の辞任表明に
各国首脳から寄せられた声
安倍晋三首相の突然の辞任表明に、世界の首脳などがそれぞれコメントを発表。
アメリカ・トランプ大統領:「シンゾーは日本の歴史上、最も偉大な総理として記憶されるだろう。米国と日本の関係は歴代最高の水準だ。彼は特別な男だ」。
アメリカ政府:「安倍首相が日本で連続の在任期間が最も長い総理大臣として、傑出(けっしゅつ)した指導力を発揮したことに感謝したい。安倍首相はトランプ大統領とともに日米同盟と両国の関係をかつてなく強固にした」。
ロシア・プーチン大統領:「シンゾー、アリガトウ。これからも友情を大切にしたい。またお会いするのを楽しみにしている」。
ロシア大統領府:「非常に残念だ。後継者が両国関係をさらに発展させる道を歩むことを期待する」。
ドイツ・メルケル首相:「辞任を残念に思う。健康を願っている。安倍首相は、いつも多国間で協調しようと力を尽くし、日本とドイツの遠く離れた距離を越えて、私たちの共通の価値基盤を重視してきた」。
フランス・マクロン大統領:「健康を理由に辞任することを悲しく思う。経済と社会の刷新、特に女性の地位の向上に尽力した。それはアベノミクスの核心だと考えている」。
イギリス・ジョンソン首相:「安倍首相は、日本、そして世界のためにすばらしい実績を残した。安倍政権のもとで、貿易や防衛、そして文化面においてイギリスと日本の関係はますます強力になった。長年の貢献に感謝し健康を願っている」。
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第1次安倍政権発足直後、米国「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ワシントン・ポスト」紙、英「タイムズ」紙など、世界のメディアは安倍さんのことを「右翼の民族主義者」とか「国家主義者」と断じていた。
その論調は「トンデモナイ間違いだ」と、私は憤慨していたが、現実の仕事ぶりを見せつけられ、世界からの評価はどんどん高まっていった。日本の左派知識人などは「安倍首相は戦争をしたがっている」などとデタラメな印象操作を行う者もいたが、恥ずかしくないのだろうか。
2018年のG7サミットの場では、トランプさんは日本を除く5カ国の反発を受ける度に、「シンゾーの言うことに従う」「シンゾーはこれについてはどう思うか?」とたずね、メルケルさんもウインクしながら「どうしたらいいの」と聞いてきた。
欧米間の「仲裁役」を果たしつつ、日本の国益にかなう方向に世界の首脳を引っ張っていける能力。そうすることで実績を積み上げ、信頼を勝ち得て行った。
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まして石破さんが好きでもなんでもない。6月に石破派からの講師依頼を受けて、石破さんを「期待の星の一人だ」と持ち上げたのは、安倍さんに対する牽制球に過ぎない。「オレを味方にしておかないと何をするかわからんよ」と見せる二階流、天才的だ。
今回の総裁選で菅さんを真先に担(かつ)ぐ理由はただ1つ。次期首相に恩を売るためだ。
担ぐ相手を間違えると、ただのドンキホーテになってしまう。だから石破さんを担ぐわけがない。なぜなら石破さんの人間性を党内のみんなは知っているからだ。
党員投票を見送る決定を下したのも、二階さんは「新型コロナの対応は緊急を要する。政治空白を作ってはいけない」としているが、理由は他にある。それは間違いなく、二階さんが菅首相誕生の「功労者の筆頭」になりたいからだ。
党員投票を行なっても石破さんはおそらく35%くらいしか取れないだろう。結局は菅さんになる。しかしそれでは二階さんの功績が薄まってしまう。だから党員投票を見送った。
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