第２２８回「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」公開（若干ネタばれ注意）

このメルマガが発信された頃には、もう、京都アニメの 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」（以下ＶＥ）の劇場版が 公開されていることでしょう。 この作品、去年の９月に、「外伝」が公開され、 今年の１月に、この本編が公開される予定でした。 が、皆さんも知っているとおり、あの恐ろしい大量殺人事件が起き、 この作品に関わっていたスタッフの半数以上が亡くなり、 製作途中の原稿も無惨に燃えてしまいました。 それでも、多くの苦難を乗り越え、９ヶ月遅れで公開に 漕ぎつけたということで、京都アニメの皆さんの情熱に 拍手を送りたいと思います。 ＶＥは、まあ、架空のお話なんですが、 時代設定は、第一次世界大戦以降のお話っていう感じで、 ヨーロッパ各国が戦争や内戦を繰り返していた頃。 主人公のヴァイオレットは、美しい若い女性なんですが、 生まれた時から、戦士としての特別な教育を受け、 戦場では一騎当千の活躍。つまり、敵兵を殺しまくっていた、 というダークな過去を持っている人です。 ただ、彼女は、戦士として、純粋培養されたがゆえに、 人間らしい感情を持たないで育ってしまった、 そして、戦後、戦場ではない町なかで、新しい人生を送り、 今まで、自分が味わったことがなかった、人々の愛情やら、 なんやらに目覚めていく。というようなお話であります。 まあ、僕は、実は、去年９月に、ヲタ女子に、この外伝に 誘われるまでは、このＶＥという作品の存在自体、 知らなかった、という田吾作ぶりだったのですが、 それだけに、外伝を初見で見たときの驚きは結構大きかった。 主人公のヴァイオレットは、以前は脅威の殺人機械みたいな女、 という設定なんですけど、まあ、アニメの主人公としては 当たり前のことなんですが、美しい、細い美女で、