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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 038
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、Tik Tokに代表されるショートムービーのビジネス構造についてご紹介します。
Tik Tokの本家は、中国バイトダンスの「抖音」(ドウイン)、その国際版がTik Tokであるということは、昨今の米国での事業売却命令、ダウンロード停止など一連の騒動からよく知られるようになりました。
確かに中国国内向けの抖音と国際版のTik Tokは元は同じでしたが、中身は大きく違ってきています。抖音を含め、快手、央視頻などのショートムービーアプリは、ネット民の91.2%が利用するプラットフォームになっています。日本では「女子高生がダンス映像を共有する」と言われますが、中国ではさまざまな映像が共有されていて、まさに老若男女が使うものになっています。
わかりやすく言うと、YouTubeやテレビのような感覚になっているのです。
以前、Tik Tokの広告ビジネスについては、このメルマガのvol.012「広告メディアとしてのTik Tok。その驚異のコンバージョンの秘密」でご紹介しました。さらに、コロナ禍により、ライブコマースが盛り上がり、この販売手数料収入も無視できない収益源に育ちつつあります。
また、ライブ配信や映像によるオンライン学習に使う人も増え、コンテンツ課金も収益源のひとつになってきています。
つまり、ショートムービーは、もはや一時の流行ではなく、新聞、テレビ、動画共有に続く、メディアプラットフォームに育ってきているのです。
今回は、中国でショートムービーがどのように楽しまれていて、どのようなビジネス構造を持っているのかをご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 038
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