◆◆ 転移性前立腺がんの患者さんに対する前立腺への放射線療法 その2◆◆
その2としたのは、
2017/01/08に
『転移性前立腺がんの患者さんに対する前立腺への放射線療法』
を配信しているからです。
進行前立腺がん、転移性前立腺がん、去勢抵抗性前立腺がんに対する様々な新規治療薬・治療法が登場しています。
しかし、転移性前立腺がんの患者さん、そして、再発した去勢抵抗性前立腺がんの患者さんでは、完治させることは厳しい状況です。
前立腺がんに対する治療には、大まかに5つあって、
1. 経過観察
2. 監視療法
3. 手術(根治的前立腺摘除術)
4. 放射線療法(外照射/内照射)
5. 内分泌療法(男性ホルモンを下げる治療)
があります。
お示しした5つの治療法の中で、根治療法と考えられるのは、手術療法と放射線療法です。
根治療法としての手術療法と放射線療法は、前立腺がんであれば、誰でも受けられるというわけではありません。
前立腺がんが前立腺内に限局している、もしくはそれに近い状態の時に、根治療法としての手術療法と放射線療法は考慮、選択されます。
それが、いままでの泌尿器科医の常識です。
逆に言うと、骨や内臓などに遠隔転移がある場合や明らかにリンパ節転移を認める場合は、手術療法と放射線療法はお勧めではないということです。
しかし、少しずつですが、考え方に変化が出ています。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)