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第130回 自動車産業とブロックチェーン その2
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▼今回の記事
今回は、自動車産業におけるブロックチェーンの導入で注目されているプロジェクトを一挙に紹介する。
▼自動車産業において注目されるプロジェクト
それでは早速、この分野で注目されているプロジェクトやスタートアップを紹介する。現在ICOを実施しているものは少なく、すでに稼働しているものがほとんどだ。
●アモ(Amo)
所有する車のデータを幅広く共有するプラットフォーム。
いま自動運転車など、高度な機能を持つ車が普及しつつある。一般の車両でも、ドライバーの運転の癖からAIが事故を予測するドライブレコーダーや、周辺で発生した事故や渋滞の状況をリアルタイムで通知するGPSなどもある。こうしたハイエンドのシステムが機能するためには、膨大なデータが必要になる
「アモ」は、それぞれの車両に関するすべてのデータをブロックチェーンに登録し、共有するためのプラットフォームだ。いまのところこのような情報の提供は、巨大な中央集権的なサーバによって集中的に管理されているが、「アモ」の分散化したピアツーピアのシステムでは、そうしたサーバに依存せず、すべてのデータを信頼できるブロックチェーンに記録する。自動運転車であれば、このブロックチェーンにアクセスすることで、周辺を走行している車両のデータを得ることができる。事故の多い車両が周辺にいる場合、それをドライバーに警告することも可能になる。
データを「アモ」のプラットフォームに提供してくれるドライバーには、「アモ」独自のトークン、「AMO」で報酬が支払われる。このトークンは、「アモ」のエコシステムで必要なデータの売買に使われる。
公式サイト:
https://www.amo.foundation/
公式ビデオ:
https://www.youtube.com/watch?v=ktT95O_SrM0
相場:独自トークンは「AMO」
すでにICOが終了しており、「AMO」は上場している。以下が最新相場だ。
https://coinmarketcap.com/ja/currencies/amo-coin/
●オートブロック(Autoblock)
中古車に関するすべてのデータを記録するプラットフォーム。
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