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第608回 見誤ってはならない中国の長期計画 前半、パーカーが教える予知能力覚醒の方法

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第608回 見誤ってはならない中国の長期計画 前半、パーカーが教える予知能力覚醒の方法 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回はメインテーマとして、知られていない中国の長期的な計画について解説する。長くなるので、前半と後半の2回に分けることにした。今回は前半である。日本ではほとんど報道されていない内容だ。 最後に、クレイグ・ハミルトン・パーカーが教える予知能力覚醒の方法を紹介する。 ▼中国の長期計画 それでは早速今回のメインテーマを書く。中国の長期計画に関してである。 米中戦争の懸念こそ叫ばれなくなったものの、アメリカの激しい中国攻撃とそれに伴う中国の反発という応酬は続いている。 22日、国連総会の一般討論演説で、33カ国の首脳が講演した。コロナ流行の影響で、演説は事前に収録されたものだった。その録画演説でトランプは、中国が「世界に感染を拡大させた」と批判し、「中国に責任を取らせる必要がある」と主張した。 そしてトランプは、中国がコロナ感染初期に国内での移動を制限しながらも、海外への渡航を認めたと批判。さらに「中国に事実上操作されている世界保健機関(WHO)は、人から人への感染を示す証拠はないという誤った主張をした」とした。そして、「WHOは無症状であれば感染拡大はない主張した」とし、「国連は中国の行動に責任を取らせなくてはならない」と強く訴えた。 これに対し、中国の習近平主席はコロナ対応で世界的な結束と協調を訴えると同時に、「冷戦や武力に訴える戦い」のいずれも展開する意向はないと強調した。そして、「科学に基づく指針に沿って、WHOが全面的に主導的役割を担い、連携した国際的対応が必要だ」とした上で、「コロナを政治化し、汚名を着せようとする試みに反対しなければならない」とトランプ大統領を強くけん制した。 さらに、中国の張軍国連大使もトランプの演説に対して声明を発表した。アメリカは対立を引き起こして分断を生み出すために、国連という場を乱用していると批判した。 こうした収まる気配のない米中の攻撃合戦には、各国首脳から相次いで懸念が表明された。国連のグテーレス事務総長は、米中の国名は避けながらも「何としても新たな冷戦を避けなくてはならない」と発言。またフランスのマクロン大統領も「世界の将来が米中の競争だけに集約されるべきではない」と主張した。さらにロシアのプーチン大統領は、「新型コロナウイルスのワクチンの開発や輸送の国際的な協力について協議するオンライン会合の早急な開催」を訴えた。 ●中国の計画はあるのだろうか? こうした状況に対して、特に日本では、トランプ政権に強く非難されている中国は国際的に孤立化しており、それに伴い中国国内の情勢も不安定化しているという情報が多く出回ってる。 たしかに、「国家安全維持法」の導入による香港の人権弾圧への強い国際的な非難、シンキョウウイグル自治区の強制収用所への反発、決壊が心配される三狭ダム周辺地域の大洪水、南シナ海と台湾をめぐる欧米との深刻な対立、習近平主席と李克強首相との権力対立など、それこそ七難とも呼べるような深刻な問題が噴出しているように見える。その結果、国内の反政府運動の激化から共産党政権は崩壊して中国は分裂してもおかしくない状況に追い込まれるはずだとの観測が日本では多い。 しかしながら、中国の国内情報を収集し、細かく情報を分析している信頼できる専門家やシンクタンクなどの情報を見ると、問題が山積して崩壊に向かう中国像とはまったく異なる現実が見えてくる。そうした信頼できるシンクタンクは、遠藤誉氏が主催する「中国問題グローバル研究所」、CIAを最大のクライアントに持つ「ストラトフォー」、そしてアメリカのチャイナワッチャーが集合している「チャイナスコープ」のようなシンクタンクだ。こうした専門家やシンクタンクの記事を総合すると、中国のいまの状況がはっきりと見えてくる。要約すると、次のようになる。

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