◆「小沢一郎」は他の野党議員とここが違う!
『職業政治家 小沢一郎』が出版された。
著者は佐藤章さん。 私の『悪党ー小沢一郎に仕えて』を出版した頃に朝日新聞出版にいらした方だ。
本の内容は小沢一郎の政治人生のこれまでを振り返りながら、民主党政権時の陸山会事件にも大きな焦点を当てている。 私は3年ほど前に佐藤氏からインタビューを受けたことがある。 インタビューの場所に指定したのは5000万円の受け取りが行われたと大ウソをつかれた東京・赤坂の全日空ホテル(現ANAインターコンチネンタルホテル東京)にさせていただいた。 コーヒーを飲みながら3時間ほどのロングインタビューとなった。
当時の私はすでに陸山会事件を忘れたいという気持ちもあった。 一方で、インタビューを受けながら事件への怒りがあらためて、起きてきたのも事実だ。 私の人生を狂わせたこの事件は何だったのだろうか。 この陸山会事件についてかなり突っ込んだ質問も受けたが私の思うところを率直にお話をさせていただいた。
本の中では、私のインタビューも大きくページ数を割いてくれており、伝えたいところをしっかり伝えてくれているのは有り難い。
さて、小沢一郎の政治生活も50年になった。 衆議院議員在職50年を終えてますます元気である。 二階俊博・自民党幹事長が81歳、麻生太郎財務大臣が80歳で元気だが、お二人よりも元気な感じがする。 背筋がいつもぴんと伸びているし、足取りもしっかりしているし、食欲も旺盛で酒もしっかり飲む。
なにより、小沢からは常に政権を取るという気迫が伝わる。
それに比べて、他の野党の議員は「次は……
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